秩父郡小鹿野町両神薄に鎮座し、伊弉諾命・伊弉冉命を祀るとされます。かつては丹党薄氏の氏神「丹生明神」として信仰を集めました。両神山一帯では古くから修験道が盛んで、山中の諸堂には狛犬ではなく狼の石像が置かれる独特の山岳信仰が育まれてきました。大正6年(1917)、国の神社整理政策により両神地区一帯の44社が麓の丹生明神に合祀されて村社となり、社名を「両神神社」と改称しました。奥社は四阿屋山(771m)の山上に、里宮は薄の薬師堂跡地に置かれる形が整えられ、神楽殿・社務所も整備されました。両神山は日本百名山のひとつに数えられ、里宮は山岳信仰の登山口としても参拝者を迎えています。