佐渡市相川に位置する佐渡金山は、江戸時代に徳川幕府の直轄地として開発された金鉱山で、2024年にユネスコ世界文化遺産に登録された歴史的価値の高い遺跡である。最盛期には年間400キログラムを超える金と、それをはるかに上回る銀を産出し、江戸幕府の財政を支えた。総延長400キロメートルに及ぶ坑道が山中に張り巡らされており、観光用に整備された坑道では当時の採掘作業を人形展示で再現している。宗太夫坑と道遊坑の2コースがあり、それぞれ異なる時代の採掘技術を体験できる。道遊の割戸と呼ばれる露天掘りの遺構は佐渡金山のシンボルとして知られ、山頂が真っ二つに割れた独特の景観が訪れる人を驚かせる。世界遺産登録を機に、さらに多くの観光客が訪れる島の最重要スポットである。