糸島市志摩桜井に鎮座する神社。慶長15年(1610)、激しい豪雨によって古墳の石室が開口し霊験が現れたと伝わり、地域の信仰を集めた。福岡藩2代藩主・黒田忠之の篤い崇敬を受け、藩主みずから社殿造営を発願。寛永9年(1632)に本殿が竣工し、「与止姫大明神」「岩戸宮」と称された。明治2年(1869)に現社名「櫻井神社」へ改称。本殿・拝殿・楼門はいずれも17世紀の建立当初の姿をよく残しており、国指定重要文化財として保護されている。参道の神池に架かる石造桁橋は県内に現存する石造橋の中でも古式を留める遺構で、福岡県指定有形文化財に指定される。参道入口に聳える壮麗な石鳥居(肥前鳥居様式)は重厚な石造で、境…