智崇院は八尾市本町に位置する東寺真言宗の寺院である。東寺真言宗の総本山は京都・東寺(教王護国寺)であり、平安京遷都(794年)の際に国家鎮護のために建立され、弘仁14年(823年)に嵯峨天皇より弘法大師空海に下賜されたことで真言密教の根本道場となった。河内国八尾の地は古来より仏教が盛んで、聖徳太子ゆかりの伝承を持つ寺院も多い。東寺真言宗の末寺として創建された智崇院は、密教の法流を守りながら地域の人々の加持祈祷・先祖供養を担う寺院として歩みを続けてきた。江戸時代には寺院の数が整備され、現在の八尾市域においても多くの真言宗寺院が地域の信仰の核として機能してきた。