三重県伊勢市岡本2丁目に位置する真言宗醍醐派の古刹で、山号は教王山、正式には教王山神宮寺宝金剛院という。741年(天平13年)に聖武天皇の勅願により行基が外宮宮域南方の亀谷郷に建立したと伝えられるが、記録は残っていない。鎌倉時代の建長年間(1249〜1255年)に圓海律師が外宮宮域西方の山田坂之世古に再興し、その後の山田大火(1671年)により現在地の瀧浪山麓へ移転した。毎年7月7日に行われる柴燈大護摩供(ごまさん)は伊勢市の夏の風物詩として知られ、多くの参詣者が集まる。国指定重要文化財として平安時代後期の治承2年(1178年)の埋経に用いられた陶経筒があり、県指定文化財には木造愛染明王坐像が…