雷神山古墳は、4世紀後半(380年頃)に築造されたと考えられる前方後円墳である。全長168メートルを誇る東北地方最大の古墳であり、仙台湾を見下ろす丘陵上に立地する。築造当時、この地を治めた大首長の墓として造営されたとされ、ヤマト王権の影響が東北北辺にまで及んでいたことを示す重要な遺構と評価されている。古墳には三段築成の墳丘が認められ、葺石や埴輪の存在も確認されている。中世以降、古墳の性格や被葬者についての記録は乏しく、長らく土地の地形として認識されてきたとみられる。近代に入り学術的な調査が行われるようになり、その規模と重要性が広く認識された。1941年(昭和16年)に国の史跡に指定され、以後保…