志段味古墳群は名古屋市守山区に広がる古墳群で、庄内川流域に66基以上の古墳が密集する国内有数の古墳密集地帯である。4世紀から7世紀にかけて築造された古墳が集中しており、前方後円墳・円墳・前方後方墳など多様な形式の古墳が含まれる。この地域は「しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)」として整備されており、古墳時代の生活や文化を体験できる博物館と野外公園が一体となった施設として知られる。復元された古墳の上を実際に歩くことができるほか、埴輪づくり体験など教育的プログラムも充実している。白鳥塚古墳は全長115メートルの前方後円墳で、志段味古墳群の中でも最大規模を誇る。中社古墳、東大久手古墳なども含む多彩な古墳群は、古墳時代の政治・社会・文化の変遷を時系列で学ぶことのできる貴重なフィールドミュージアムとなっている。都市部にこれほど多くの古墳が残されていることは極めて珍しく、学術的価値も非常に高い。