白岡市の総鎮守として古くから信仰される八幡宮で、源義家ゆかりの社。
前九年の役で東北に向かう源義家が戦勝を祈願して創建したと伝えられる。
祭神は応神天皇で、武運長久の神として武家に崇敬されてきた。
境内は白岡の高台に位置し、参道の杉並木が荘厳な雰囲気を醸し出す。
本殿は江戸時代の建築で、彫刻の装飾が見事。
白岡は梨の産地として知られ、秋には梨畑が広がる風景が特徴的。
毎年10月の例大祭は白岡最大の祭りで、露店が並び賑わう。
境内の大ケヤキは県の天然記念物で、圧倒的な存在感を放つ。
初詣には白岡市民が多数訪れ、地域の新年行事の中心となっている。
JR白岡駅から徒歩圏内で、梨狩りシーズンと合わせた参拝もおすすめ。
前九年の役(1051-1062年)に際し、源義家が奥州征伐の途上で
この地に八幡神を勧請したのが始まりとされる。
源義家は「八幡太郎」の異名を持つ名将で、各地に八幡社を建立した。
鎌倉時代には源氏の守り神として武蔵武士団の崇敬を受けた。
室町時代には古河公方の支配下でも信仰が続き、
戦国時代の動乱の中でも社殿は維持された。
江戸時代には白岡の農村地帯の鎮守として再整備され、
豊作祈願と疫病退散の祭祀が中心であった。
明治以降は郷社に列格し、白岡地域の信仰の中核となった。
大ケヤキは樹齢約800年と推定され、義家の時代から生きてきた可能性がある。
昭和・平成を通じて社殿の修復が行われ、現在に至る…