羽後町に位置する正法院は、国の重要無形民俗文化財およびユネスコ無形文化遺産に登録された西馬音内盆踊りと深い関わりを持つ寺院である。西馬音内盆踊りは毎年8月のお盆の期間に開催される幻想的な盆踊りで、艶やかな彦三頭巾と端縫い衣装をまとった踊り子たちが夜の街を舞う様は、訪れる人々を魅了する。正法院はこの盆踊りの精神的な背景となる先祖供養の場としての役割を担っており、踊りの前後に参拝者が訪れる。境内は静かな山里の雰囲気に包まれ、四季を通じて美しい景観を提供している。仏教の教えと地域の民俗文化が融合した独特の文化的環境の中で、寺院は地域コミュニティの核として機能している。