弘仁年間(810〜824年)に法相宗の学僧・徳一によって開かれたと伝わる。徳一は会津各地に薬師如来像を祀る「会津五薬師」を整備したとされ、勝常寺はその中心「会津中央薬師」として崇敬を集めた。応永5年(1398年)に火災で被害を受けたが、室町時代初期に蘆名氏家臣・富田祐持によって薬師堂が再建され、現在もその堂宇が残る。近世まで仁和寺の末寺として真言宗豊山派に属する。本尊・木造薬師如来及び両脇侍像(日光・月光菩薩)は平安初期9世紀の作で、乾漆を用いたケヤキの一木造。薬師如来坐像の像高は141.8センチに及ぶ。平成8年(1996年)に東北地方の仏像としては初めて国宝に指定された。境内には同時代作とさ…