高砂市・宝殿山の山腹に鎮座する生石神社は、大穴牟遅命(大国主命)と少毘古那命(少彦名命)を主祭神とし、宮城・鹽竈神社の塩竈、宮崎・霧島東神社の天逆鉾と並ぶ「日本三奇」の一つに数えられる巨大な石造物「石の宝殿」を御神体とする。社伝によれば、崇神天皇の御代に疫病が流行した際、宝殿に鎮まる二神が夢に現れ「吾らを祀れば天下は泰平になる」と告げたことが創建の起源とされる。別の伝承では、二神が出雲から播磨の地に降り、一夜で石の宮殿を造ろうとしたが、阿賀の神が乱を起こしたため未完成のまま横倒しになったという。奈良時代成立の『播磨国風土記』には「聖徳太子の時代に物部守屋が作った石」との記述もあり、古代から謎の…