聖徳寺は泉大津市豊中町に位置する高野山真言宗の寺院である。「聖徳」の寺号は、仏法を篤く信仰した聖徳太子(574〜622年)に由来するものと伝わる。聖徳太子は大阪(摂津・河内・和泉)の仏教興隆に尽力し、四天王寺(大阪市)をはじめ多くの寺院を建立したと伝えられており、和泉国内にも太子ゆかりの伝承を持つ寺院が点在する。高野山真言宗は空海(弘法大師、774〜835年)が嵯峨天皇の勅許を得て816年に高野山を開いたことに始まり、密教の修法と即身成仏の教えを広めた。当寺は高野山真言宗の末寺として近世以降に整備され、泉大津の地域に根付いた信仰の場として機能してきた。