住吉神社は大阪府大東市竜間に鎮座する単立の神社で、航海・和歌・禊祓を司る住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)を主祭神として祀る。住吉信仰は仲哀天皇9年(200年頃)に神功皇后が三韓出兵の際に住吉大神の加護を受けたことに始まると伝わり、全国に約2,300社の住吉神社が分布する。竜間(たつま)地区は生駒山系の深部に位置する山間集落で、山岳修験や古来の自然崇拝の気風が色濃く残る。当社は生駒山麓の集落民が航路開拓や農業・生活の守護を願い、住吉大神を勧請したものと考えられる。祭礼では和歌の神としての側面も崇められ、地域の文芸的伝統とも結びついてきた。