高倉寺(光昌山・曹洞宗)は、飯能市能仁寺の第三世・材室天良禅師を開山として永禄年間(1558〜1570)頃に創建されたとされます。境内の観音堂は室町時代初期(14世紀後半)の建立と推定される禅宗様建築で、もとは飯能市白子の長念寺にありました。延享元年(1744)に第五世白翁亮清が長念寺から譲り受け、修理のうえ移築したことが付棟札の記録から確認されています。方三間・入母屋造で、扇垂木や精緻な組物など禅宗様の特徴を備え、鎌倉の円覚寺舎利殿・正福寺地蔵堂と構造的な類似が指摘されます。昭和24年(1949)に国の重要文化財(建造物)に指定されました。堂内には芝増上寺から譲られたと伝わる十一面観音菩薩像…