高龗神(たかおかみのかみ)は『古事記』『日本書紀』にも登場する古代の水神・龍神で、伊弉諾尊が火神・迦具土を斬った際にその血から生まれたとされる。高龗は山の上流(高所)を司る水神であり、雨乞い・農業用水の守護神として全国各地で崇められた。貝塚市脇浜に鎮座する高龗神社は、沿岸の集落において水の恵みを祈る信仰の中心として機能してきたとされる。脇浜地区は大阪湾に面した漁村であり、豊漁・海上安全をあわせて祈願する場としても信仰されてきたと伝わる。独立した単立神社として、地域固有の水神信仰を現代に伝えている。