高岡城は、慶長14年(1609年)に加賀藩2代藩主・前田利長によって築かれた平城である。前田利長は関ヶ原の戦い後に家督を弟の利常に譲り、隠居城として高岡の地を選んで築城した。城は本丸・二の丸・三の丸を水堀で囲む輪郭式の縄張りを持ち、当時としては堅固な構造を誇ったとされる。しかし元和元年(1615年)、江戸幕府が発布した一国一城令により、築城からわずか6年で廃城を命じられた。その後、城跡は長く荒廃したが、明治初期に整備が進められ、明治8年(1875年)に公園として一般に開放された。これは日本最初期の都市公園のひとつとされる。現在は「高岡古城公園」として国の史跡に指定されており、往時の縄張りをほぼ…