竹鼻別院は浄土真宗大谷派の別院として竹鼻町(現・羽島市)に創建された。詳細な創建年代は不詳だが、浄土真宗の信仰が尾張・美濃地方に広まる過程で拠点となった別院で、地域の真宗門徒の精神的な支柱として機能してきた。境内に根づく藤の大樹は樹齢100年以上とされ、「竹鼻まつり」の藤まつり(毎年5月)の舞台として全国的に知られる。この藤まつりは「日本三大藤まつり」の一つに数えられるほど有名で、薄紫色の花房が境内を覆う光景は長い年月をかけて育まれてきた。今日も真宗の信仰の場として年中行事が行われ、藤の季節には全国各地から多くの参拝客が訪れる。