江戸時代後期から明治にかけての製塩業で栄えた竹原の中心部に残る、塩田で栄えた豪商の町家群。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、約5ヘクタールの範囲に白壁・黒格子・煙出しのある瓦屋根を持つ町家が連なる。竹鶴酒造は、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の生家として有名で、NHK朝ドラ『マッサン』の舞台となった。頼惟清旧宅は江戸後期の儒学者・頼春水の生家で、弟の頼山陽とともに日本思想史に名を残す。森川邸は江戸末期の豪商屋敷として公開され、塩田で築いた富の豪勢を伝える。静かで整備された町並みは「安芸の小京都」と称される。