品川区二葉四丁目に鎮座するこの天祖神社は、同区二葉一丁目の天祖神社とは別個の社であり、二葉地区の複数のコミュニティがそれぞれ産土神を奉斎してきた歴史的背景を示している。天照大御神を主祭神とし、地域の人々の生活を照らす太陽神の加護のもとで年間を通じた祭祀を執り行ってきた。二葉一帯は明治期の東海道本線開通後に人口が増加し、昭和初期には住宅・工場・商業施設が混在する市街地へと発展した。戦後の復興を経て住宅地としての性格を強める中、天祖神社は地区の鎮守として神輿渡御・初詣・節分などの行事を続け、コミュニティの求心力となってきた。