東岸神社は平安時代中期の延喜年間(900年代初頭)頃に創建されたと伝わる古社で、由良川の東岸に鎮座する。由良川は古代より丹波・若狭・但馬を結ぶ水上交通の幹線であり、創建当初から川の水神・航行守護の神として河川交通に携わる人々の篤い信仰を集めてきたとされる。中世には丹波地域の武士団が台頭する中、地域の鎮守社として一帯の住民に崇敬された。近世、明智光秀が福知山に入城して城下町を整備した16世紀後半以降、当社は由良川と城下町の守護神としての役割をより明確に担うようになったと伝わる。江戸時代には川船の水運業者による奉納が盛んになり、境内には絵馬や奉納物が数多く残されたとされる。明治期の近代社格制度のも…