常世岐姫神社は大阪府八尾市神宮寺に鎮座する神社本庁所属の神社である。「常世岐姫(とこよしひめ)」は日本神話に登場する女神で、蚕や養蚕に関わる神として崇敬される古来の神格である。河内国は古代から渡来人が多く定住した地域であり、養蚕・機織りの技術を伝えた渡来人集団との関わりが深かった。常世岐姫神社の創建は古く、渡来系の技術者や機織り集団が祖神として奉じた神を祀ったことに起源を持つとも伝わる。近隣の融通念佛宗・神宮寺とともに神宮寺地区の宗教的景観を形成してきた歴史があり、古代の神仏習合から現代の神仏分離を経て、氏子たちの信仰の場として今日に至っている。