壺井八幡宮は大阪府羽曳野市壺井に鎮座し、河内源氏の氏神として中世武家社会に深く根ざした神社である。社伝によれば、源頼信(988〜1075)が河内国壺井を本拠と定めた際に八幡神を勧請したのが起源とされる。頼信の孫・源義家(八幡太郎、1039〜1106)の代に一層崇敬され、義家が愛用したと伝わる黒韋威胴丸(重要文化財)・天光丸の太刀(重要美術品)が社宝として今に伝わる。保元・平治の乱(1156・1160年)を経て河内源氏が衰退した後も、源氏ゆかりの聖地として武家の崇敬を集め続けた。鎌倉幕府開府後も旧地として尊重され、戦国期には社領が保護されたと伝わる。現在は京都・六孫王神社、兵庫・多田神社と並ぶ「…