都祁水分神社は、大和国水分四社(都祁・宇陀・吉野・葛城)の一つで、速秋津彦神・天水分神・国水分神を祭神とし、農業用水と灌漑を守護する古社。延喜式では大社として月次・新嘗の幣帛に預かる格式を与えられ、承和7年(840年)に従五位下に叙された記録が残る。平安時代には聖武天皇の「堀越頓宮」伝承地として知られ、伊勢斎宮へ向かう皇女が逗留する宿場としての役割も担ったと伝わる。天禄3年(972年)9月25日に現在の友田の地へ遷座したことが記録に残る。境内に残る古井戸は万葉集巻一に詠まれた「山の辺の御井」に比定されている。明応8年(1499年)に建立された本殿(一間社春日造桧皮葺)は国指定重要文化財に指定さ…