常稱寺は大阪府門真市打越町に位置する真宗大谷派(東本願寺系)の寺院で、親鸞聖人の浄土真宗の法燈を継ぐ。「常稱」とは「常に念仏を称える」の意味であり、阿弥陀仏の名号を絶えず称えることで浄土往生を願う浄土真宗の信仰姿勢を寺号に表している。打越町周辺は河内国の農村地帯として発展し、江戸時代には各家が菩提寺に登録される寺請制度のもとで、常稱寺は地域住民の宗教的生活を一手に担ってきた。報恩講(親鸞の命日11月28日前後に行われる法要)や年忌法要を通じて、親鸞の教えを代々受け継ぐとともに、地域の絆を深める場としての機能も果たしてきた。現在も東本願寺末寺として念仏の道を歩む信徒を支えている。