保食神(うけもちのかみ)は『日本書紀』に登場する食物の神で、稲・粟・麦・魚貝など多様な食物を生み出した神として知られる。農業・漁業・食の恵みを司る神格は、農漁業従事者の多い地域において広く祀られてきた。浜田は秋田市西部に位置する海岸沿いの地区で、日本海に面した漁業集落としての歴史を持つ。本社はその浜田の守護神として、漁民の海上安全・豊漁と農民の豊作を同時に祈願する場として機能してきた。自在山という地名が示すように、高台に鎮座して海を見渡す立地が神霊の宿る場所にふさわしいとされ、古くから聖地として扱われてきた。