和気神社は、奈良時代の忠臣・和気清麻呂公(733〜799年)を主祭神として祀る神社である。清麻呂公は769年(神護景雲3年)、道鏡による皇位簒奪を図る宇佐八幡の偽託に抗い、正しい神託を朝廷に伝えた功績により「足腰の神様」として広く崇敬される。その際、刺客に襲われ足を傷つけられたが、宇佐神宮参拝の帰路に霊泉に浸かったところ足が癒えたという伝承が、足腰の守護神としての信仰の起源とされる。創建の正確な年代は不明であるが、霧島の地に清麻呂公の遺徳を偲んで祀られたと伝わる。近世以降は霧島山麓の豊かな自然環境と清涼な湧き水に恵まれた地として地域の崇敬を集めた。境内には温泉が湧出し「和気の湯」として親しまれ…