梁川城は1189年(文治5年)頃、伊達氏の祖とされる中村朝村が鎌倉幕府の御家人として伊達郡に入部した際に築いたと伝わる。以後、伊達氏はこの地を本拠として勢力を拡大し、鎌倉時代から室町時代にかけて奥州南部の有力大名へと成長した。14世紀から15世紀にかけては南北朝の動乱や応仁の乱の影響を受けながらも、伊達氏は数代にわたって梁川城を居城とし、独自の勢力を維持した。15世紀後半から16世紀にかけて伊達氏の拠点は次第に西方へ移り、後に伊達政宗の代には米沢・仙台へと本拠を移したとされる。近世以降は城としての機能を失い、城跡は長く荒廃した。近代以降に整備が進められ、現在は公園として市民に開放されている。伊…