岐阜県養老郡養老町の養老山中に懸かる養老の滝は、落差32m・幅4mを誇る美しい瀑布で、日本の滝百選に選ばれている。霊亀3年(717年)、貧しい木こりの息子が老いた父のために滝の水を持ち帰ったところ、それが美酒に変わったという「孝子伝説」が伝わり、元号「養老」の由来にもなった説話の舞台。滝のほとりには養老神社が鎮座し、孝行息子と父親を祀っている。元正天皇が行幸し孝行息子に褒美を与えたという記録が『日本書紀』にも残る。滝周辺の養老公園は桜・紅葉の名所で、四季折々の豊かな自然景観が楽しめる。荒川良々監督の同名映画の舞台ともなり、現代アーティスト荒川修作が手がけた「養老天命反転地」も近接する。