野沢温泉の湯沢神社は温泉の守護神を祀る古社で、野沢温泉の開湯が奈良時代(天平年間)まで遡るとも伝えられるなか、温泉の恵みへの感謝として神社が形成されてきた。道祖神信仰と温泉信仰が重なる形で発展し、江戸時代には湯治客・旅人が参拝する場として機能した。毎年1月15日の小正月に行われる「野沢温泉の道祖神火祭り」は、若い男衆が雪の祭壇を守り老人衆が火を放つ炎の攻防として知られる勇壮な祭礼で、昭和56年(1981年)に国の重要無形民俗文化財に指定された。平成21年(2009年)にはユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」の一部として登録されるなど、国際的にも高い評価を受けている。子孫繁栄・縁結び…