善念寺は大阪府大東市栄和町に位置する真宗大谷派(東本願寺系)の寺院である。大東市は1943年(昭和18年)に住道町・四条町・北条村・深野村の合併によって成立した比較的新しい市であるが、この地域には古来より河内国の歴史が積み重なっている。浄土真宗の大谷派は1602年の東西本願寺分立を機に独立した宗派として発展し、近畿各地に末寺を整備した。善念寺はこの流れを受けて大東の地に建立され、地域の農村共同体における葬儀・年忌法要の執行や報恩講の開催を担ってきた。近代以降は都市化の波を受けながらも、法灯を守り現在に至っている。