岐阜県南砺市(旧井口村)に所在する瑞泉寺は、文明3年(1471年)に蓮如上人が越中・加賀を経て井口の地に設けた真宗道場を起源とする浄土真宗の名刹。「北陸の親鸞」とも呼ばれる蓮如の布教活動の重要拠点として、一向一揆の精神的支柱となった歴史を持つ。現在の伽藍は江戸時代の建築で、重要文化財の唐門・本堂・大広間などが整然と並ぶ壮大な境内を形成。春の藤の花は特に有名で、樹齢約600年の藤の巨木が境内を覆う様は「南砺の藤」として知られる。富山県南砺市との境に近い岐阜県飛騨・東濃地方の真宗信仰の中心地として、現在も多くの門信徒が参拝する。