走り湯そのものは70度近い高温のため、源泉に直接入浴することはできません。湧出口の洞窟内を見学できる施設として整備されており、湯気と轟音を間近に体感できます。湯治は熱海駅周辺の旅館・日帰り入浴施設で、走り湯系統の湯を引いた風呂で楽しめます。
走り湯(熱海)・道後温泉(愛媛)・有馬温泉(兵庫)を指すのが一般的です。いずれも奈良時代以前から記録に登場する古代の霊泉で、神話・万葉集・記紀にも言及があります。
事実です。家康は慶長年間(1596-1615)から熱海の湯を樽詰めにして江戸城まで運ばせ、入浴に使いました。これは「お汲湯」と呼ばれ、江戸幕府を通じて将軍家の年中行事として続きました。湯の品質を保つため、樽の素材・運搬時間まで厳格に管理されたとされます。
早朝6:00〜8:00頃が最も静謐で、走り湯の湯気が朝日に反射する景観は神秘的です。日中は観光客で賑わうため、早朝→温泉湯治→夕方文学散歩→夜は熱海銀座、というルートが熱海の重層を一日で味わえる定番です。
熱海ではなく東京都新宿区横寺町に尾崎紅葉旧居跡があります。熱海では『金色夜叉』の舞台「お宮の松」と像を見学できます。熱海市内の起雲閣(きうんかく)は谷崎潤一郎・志賀直哉・武田泰淳らが滞在した文化財建築で、近代熱海文学の総合的な見学スポットです。