足立美術館は、島根県安来市出身の実業家・足立全康(1899〜1990)が、故郷への恩返しと日本文化の発信を目的として1970年(昭和45年)に私財を投じて開館した。足立は若年期より横山大観の作品に深く傾倒し、生涯をかけて大観作品を中心とした日本画の名品を収集した。開館時より日本画・陶芸・現代絵画を主軸とするコレクションを公開し、なかでも横山大観作品の質と量は国内屈指とされる。また開館と同時に整備が進められた回遊式日本庭園は、枯山水庭・白砂青松庭・苔庭・池庭など複数の区画から構成され、総面積は約5万坪に及ぶ。2003年(平成15年)以降、米国の日本庭園専門誌『数寄屋リビング』(Sukiya Li…