昭光寺は大阪市淀川区木川東に位置する浄土真宗本願寺派の寺院である。浄土真宗の大阪における歴史は、15世紀後半に蓮如上人が摂津・石山に御坊を構えたことに始まり、その後石山本願寺として発展した。本願寺は1580年(天正8年)に織田信長との10年に及ぶ石山合戦を終えて退去したが、その門徒組織は大阪周辺に根強く残った。江戸時代には幕府の寺請制度により、各家庭が特定の寺院に帰属する菩提寺制度が確立し、浄土真宗本願寺派の寺院は地域の葬祭と戸籍管理を担う機関として整備された。木川東の昭光寺もこうした歴史的経緯のもとで設けられ、門徒との「ご縁」を大切にしながら報恩講や月忌参りなどの行事を通じて念仏の教えを伝え…