治承4年(1180年)、源頼朝が安房に逃れた際に伊勢神宮に戦勝を祈願し、
成就の暁には房総に伊勢神宮の分社を建立することを誓った。
鎌倉幕府成立後、約束を果たすべく寿永3年(1184年)に創建されたとされる。
天照大御神・豊受大御神の二柱を祀り、「房州のお伊勢さま」として崇敬された。
中世には里見氏をはじめとする安房の武家からも信仰を受けた。
江戸時代には伊勢詣が困難な房総の人々にとって、伊勢参拝の代替として親しまれた。
神明造の社殿は式年遷宮に倣い、定期的に修繕が行われてきた。
明治以降は郷社に列格し、天津地域の信仰の中心であり続けた。
地元の漁師たちからも海上安全・大漁の祈願所として信仰さ…