宇治の歴史は古く、応神天皇の時代(3〜4世紀頃)から皇族・貴族の別荘地として知られた。平安時代、藤原道長の子・頼通(よりみち・992〜1074年)が父から引き継いだ宇治の別荘を阿弥陀堂として整備したのが平等院の起源で、天喜元年(1053年)に鳳凰堂が完成した。鳳凰堂は宇治川に映る姿とともに「極楽浄土の宮殿」を地上に再現した傑作建築で、中央扉の「阿弥陀如来坐像(定朝作・国宝)」は日本の木彫仏像の最高傑作のひとつ。「宇治上神社(うじがみじんじゃ)」は現存最古の神社建築(本殿・平安後期・国宝)として世界遺産に登録される。宇治橋は日本最古の橋のひとつで、断続的な記録が奈良時代に遡る。宇治は「源氏物語(…