岐阜県羽島郡笠松町は、江戸時代に木曽川水運の要衝として栄えた湊町。幕府直轄の笠松代官所が置かれ、美濃地方の行政・経済の中心として機能した歴史を持つ。笠松湊は尾張と飛騨・美濃を結ぶ物資輸送の中継地点として、米・材木・陶磁器などが行き交う賑やかな商業拠点だった。現在も江戸時代の面影を残す街並みの一部が保存されており、旧代官所跡や歴史的建造物が散在する。笠松競馬場は東海地方に現存する数少ない地方競馬場として知られ、歴史ある競馬文化も笠松の特色の一つ。木曽川の恵みを受けた豊かな農業地帯でもあり、みかん・桃など果樹栽培が盛んな地域の農業文化も受け継がれている。