大覚寺は大阪市住之江区西加賀屋に位置する真宗興正派の寺院で、京都・興正寺を本山とする。興正寺は親鸞聖人の弟子・了源によって1300年代に創建され、その後蓮如上人の時代に本願寺と深く結びついた歴史を持つ。興正派は明治9年(1876年)に本願寺派から独立した宗派であり、独自の伝統を守り続けている。当寺は大阪南部・住之江の地に根付いた菩提寺として、江戸時代以降、地域住民の葬儀・法事・年忌供養を担い、地域共同体の精神的な柱となってきた。住之江は古くから海に近い低湿地帯であり、漁業や廻船業に携わる人々の信仰を支えた寺院としての役割を果たしてきたと伝わる。