題経寺(だいきょうじ)は葛飾区柴又七丁目に位置する日蓮宗の寺院で、「柴又帝釈天」の通称で広く知られる。寛永6年(1629年)、下総中山法華経寺の僧・禅那院日忠と真龍院日栄によって開創されたと伝わる。帝釈天(帝釈天王)の板本尊が大正11年(1922年)に堂内で発見されたことを機に「帝釈天」としての信仰が急激に広まり、現世利益を求める参拝者が全国から集うようになった。昭和3年(1928年)から昭和9年にかけて建立された帝釈堂(大正〜昭和初期の建築)には、法華経説話を描いた精緻な木彫彫刻が施され、国の登録有形文化財に指定されている。参道の「柴又帝釈天参道」は草だんご・川魚料理の老舗が軒を連ね、昭和の…