大楽寺の創建年代は明確ではないが、奈良時代(8世紀)に宇佐神宮の神宮寺として創建されたと伝わる。宇佐神宮は全国八幡信仰の総本山として古代より隆盛を誇り、大楽寺はその神仏習合体制の中で薬師如来を本尊とする仏教的拠点として機能したとされる。平安時代には最澄による天台宗の普及とともに、宇佐の地が天台僧たちの崇敬を集め、大楽寺も天台宗の寺院として宇佐地方における仏教文化の発展に寄与したと考えられる。中世から近世にかけては豊後における仏教文化の重要な拠点として機能し続けたとされるが、詳細な記録は伝わっていない。明治時代の神仏分離令(1868年)によって全国各地の神宮寺が廃絶・縮小を余儀なくされる中、大楽…