大分県宇佐市に鎮座する全国約44,000社の八幡宮の総本社。神亀2年(725年)創建と伝わり、八幡大神・比売大神・神功皇后を祀る日本三大八幡宮の一つ。奈良時代には道鏡の宇佐八幡宮神託事件で朝廷を揺るがした歴史も持つ。武神として武家からの崇敬も篤く、源氏の氏神として鶴岡八幡宮・石清水八幡宮とともに八幡信仰の源流をなす格別の大社。神仏習合の時代には弥勒寺を擁する一大宗教圏を形成した。最澄ら天台宗の僧侶も宇佐八幡を敬い、豊後の神仏習合文化の形成に大きな影響を与えた国東六郷満山文化の精神的源流でもある。
神亀2年(725年)、聖武天皇の勅命によって創建されたと伝わる。八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后を祀り、全国約44,000社の八幡宮の総本社として位置づけられる。奈良時代の神護景雲3年(769年)には、弓削道鏡への皇位継承をめぐる「宇佐八幡宮神託事件」が起き、和気清麻呂が勅使として派遣されるなど朝廷を大きく揺るがした。平安時代以降、神仏習合思想のもとで境内に弥勒寺が整備され、国東六郷満山文化の精神的源流となった。中世には源氏の氏神として武家からの崇敬を集め、鶴岡八幡宮・石清水八幡宮とともに八幡信仰の中心をなした。近世には豊後の大友氏ら戦国大名の庇護を受けつつも兵火に見舞われる時期もあっ…