長岡京(ながおかきょう)は延暦3年(784年)に桓武天皇が奈良(平城京)から遷都した都で、現在の向日市・長岡京市・乙訓郡大山崎町にまたがる地域に造営された。しかし遷都からわずか10年後の延暦13年(794年)に平安京(京都)へさらに遷都され、わずか10年で廃都となった。廃都の背景には、延暦4年(785年)の造長岡京使(ぞうながおかきょうし)・藤原種継(ふじわらのたねつぐ)の暗殺事件と、それに連座した早良親王(さわらしんのう・桓武の弟)の餓死・怨霊化、および相次ぐ疫病・洪水などの天変地異が挙げられる。早良親王の怨霊の祟りを鎮めるための儀式が平安時代を通じて繰り返された(御霊信仰の起源のひとつ)。…