祇園寺の「祇園(ぎおん)」は「祇樹給孤独園(ぎじゅきっこどくおん)」すなわち釈迦が説法を行ったインド・舎衛城の祇陀太子の園(ジェータ林)を指し、仏法の源泉・説法の場を象徴する寺名である。京都の祇園(八坂神社)とは異なり、仏教の聖地としての「祇園」の意味合いが強い寺名である。調布市佐須町は多摩川に近い農村集落で、「佐須(さす)」という地名は「沙洲(さす)=砂州」すなわち多摩川の砂洲地帯に形成された集落を示す可能性がある。天台宗の末寺として法華経の読誦・先祖供養を担い、現代においても法要の場として存続している。