大正寺の「大正(たいしょう)」は「大いなる正法(正しい仏法の大きな教え)」を意味し、仏法の正しい(正)教えが大きく(大)広まることを体現する縁起の良い寺名である。日本の「大正時代(1912-1926)」とも重なる元号的な響きも持つが、寺名としては密教の正統な教えの大きな展開を意味する。新義真言宗(根来寺を本山とする)の末寺として密教と浄土信仰の融合的な実践が行われてきた。調布市調布ヶ丘は「調布ヶ丘(ちょうふがおか)」という調布台地上の地名を持つ住宅地域に位置し、現代においても法要の場として存続している。