白山神社は石川県の白山比咩神社を総本社とし、菊理媛命(くくりひめのみこと)を主祭神として祀る。白山信仰は越前・加賀から全国に広まり、東北にも多数の白山神社が勧請された。縁結び・安産・農業神としての性格を持ち、農村女性の信仰を特に集めてきた。下北手松崎の本社は、農業を生業とする松崎集落の守護神として機能し、特に女性の人生儀礼(縁結び・妊娠・出産)に関わる祈願で知られる。加賀から秋田へという地域を超えた信仰の広がりが、この地に白山の神霊を招いた背景にある。近代以降も地域の女性たちに大切にされている神社である。