仙波日枝神社とも称される神社で、大山咋神を主祭神として祀ります。貞観2年(860)に慈覚大師円仁が喜多院(当時の無量寿寺)を創建した際、その鎮守社として近江国坂本の日吉大社を勧請したのが創祀と伝わります。文明10年(1478)には太田道灌が江戸城築城にあたり当社から分祀して江戸紅葉山に山王日枝神社を勧請したとされており、東京の日枝神社の元社として知られています。もとは喜多院境内にありましたが、大正時代に県道建設の都合で仙波古墳群の古墳(多宝塔古墳)の一部を削平して現在地(喜多院門前)に移転しました。本殿は三間社流造・銅板葺きの朱塗りで、室町時代後期の建立とされ、昭和21年(1946)に国の重要…