大同2年(807)に創建されたと伝わる古社で、主祭神は素戔嗚尊と奇稲田姫命、菅原道真を合祀します。室町時代中期、太田道真・道灌父子が河越城を築いた際、城内「天神曲輪」の鎮守となり、「お城の天神さま」として崇められました。現在の社殿は明暦2年(1656)に松平信綱が江戸城二の丸東照宮を移築したもので、埼玉県指定文化財に指定されています。江戸時代、城内に位置するため一般参拝は特定の時刻のみに限られ、帰路で厳しく詮議されたことが童歌「通りゃんせ」発祥の地と伝わる由縁とされます。明治維新後に城が廃された後も、地域の総鎮守として現在に至ります。