宝塔院は横浜市緑区白山に鎮座する高野山真言宗の古刹で、山号を高猿山(こうえんざん)と称する。創建年は不詳だが、かつては現在地から少し離れた「字堂山(あざどうやま)」に位置していたと伝えられ、後に現在地へ移転した。正徳年間(1711〜1715年)に僧・祐圓(ゆうえん)が堂宇を再建し、中興開山として崇敬される。本尊は大日如来(だいにちにょらい)で、宇宙の根本原理を象徴する密教の根本仏として崇拝される。旧小機領三十三所子歳観音霊場(こうずくりょうさんじゅうさんしょねずみどしかんのんれいじょう)の第31番札所として知られ、12年ごとの子年の春に御開帳が行われる歴史的巡礼地である。また武相寅歳薬師如来霊…