宝樹院の「宝樹(ほうじゅ)」は「宝の樹(木)」すなわち仏法の功徳が無限に実り続ける宝樹を意味し、願いを叶える無量の功徳の宝樹という縁起の良い寺名である。仏教の宝樹(如意樹・宝相華など)は極楽浄土や仏の国土を象徴する樹木として経典に登場する。西東京市泉町の宝樹院は真言宗智山派の末寺として、護摩供・加持祈祷などの密教儀礼を執行しながら地区の菩提寺として機能してきた。如意輪寺と同じ泉町に位置し、武蔵野台地の湧水豊かな自然環境の中に密教の聖地が形成されてきた歴史を持つ。現代においても法要・供養の場として存続している。