宝蓮寺は大阪市旭区赤川に位置する単立(仏教)の寺院である。「宝蓮」の寺号は「宝の蓮」を意味し、阿弥陀仏の極楽浄土に咲く七宝(金・銀・瑠璃・水晶・珊瑚・瑪瑙・硨磲)で飾られた蓮華を象徴する。この「宝蓮」という表現は浄土三部経(無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経)に登場し、浄土を荘厳する宝物として描かれる。単立寺院として特定宗派の組織的統制に属さずに独自の仏教実践を維持しており、地域の葬礼・供養を主な役割としてきた。大阪市旭区赤川地区は大正・昭和期の市街地拡大により農村から住宅地へと変貌した地区であり、宝蓮寺は地域住民の精神的拠点として機能してきた。先祖の霊を供養する場として、近現代においても地域に根…